逆転戦略 ウィルコム-「弱み」を「強み」に変える意志の経営
鈴木 貴博
定価: ¥ 1,785
販売価格: ¥ 1,785
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おすすめ度: 
発売日: 2005-01-28
発売元: ダイヤモンド社
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実現性の高い仮説ストーリー
仮説ベースの企業戦略分析となっており、前半は一般的な市場情報のサマリー。業界関係者なら知るところの情報が記載されています。
この本の面白いところは中盤から終盤にかけての仮説検証ストーリーの精度の高さです。かなりの高確率である程度のサクセスストーリーが実現できそうな予感がします。
また、他にも企業戦略、マーケティング、マネジメントなどビジネス本としての要素も含んでおり、参考になる1冊。お薦めです。
業界の俯瞰は正確。しかし組織分析の詳細が甘い。
多くのレビュアの方が指摘されているよう、携帯電話の変遷や技術方式その限界についてはかなり詳細に記載されている。更に、中国マーケットが「PHS」市場として今後注目されるのも間違いない事実だ。しかしビジネスの根幹を支えるものはその組織の「体質」と「戦略的マネジメント」が貫徹できるか否か、という当たり前の点にある。~旧東京デジタルフォンで実行された事はブランドのマーケティング戦略だけでなく、営業・カスタマケア体制の徹底的改革が実行され、イメージ・実力共に格段にアップした。~カーライルから出資・執行役員を向かえたウィルコムの課題はそこにある。著者は旧DDIポケット陣への起業家精神を前提としているが、該当グループは組織体制・社員への権限委譲(仕事のレベル)・労務費コストは非常に甘い。知己のある人間に仄聞したが、「創業から5年経て毎年300億の赤字を計上しても残業支給に制限無く高い賞与が出る。それが普通」なのが著者がターゲットとする組織の体質であるとともに従業員の意識と聞く。その意識は運営体制の端々に散見される。そして著者も指摘しているよう一旦定着したコンシューマイメージ「しょせんピッチだろ」を逆転する事は並大抵の話ではない。法人のデータ通信をコアドメインとしても、マスイメージの払拭なくしてその実現は苦しい。私自身ウィルコムの音声利用者であり、その音声の良さ・廉価には充分満足しているし、通信網の充実度も実に高い。~この企業体質の改革そのものをカーライルを中心とした経営層が末端社員まで徹底できるか。前途は簡単に楽観できない。
逆転の予感(ドコモ撤退のニュースを見て)
読みやすく、分かりやすく、大胆な仮説が面白い。良書である。
通信業界の内情が、分かりやすく書かれている。
念入りに裏付け取材をしてあるようなので、モバイル通信の入門書としても薦めたい。
先日、正式発表されたが、「NTTドコモがPHSから撤退」するというニュースも
ウィルコム(旧DDIポケット)の逆転の始まりのように思える。
一般的には終わったと思われていたPHSの復活という
ビジネス書としてはかなり思い切った仮説を展開しているのだが、
恐らく1年以内に著者が正しかったかどうか分かる事だろう。
私自身もウィルコムのAirEdgeヘビーユーザー
なので、著者の予見が正しい事を信じているが・・・(笑)
