“ウィルコムFAN”1周年記念 PDA・スマートフォンでは過去最大規模の“W-ZERO3ソフトウェアコンテスト”の大賞が決定!
文●佐藤英一
http://ascii.jp/elem/000/000/023/23334/
2005年12月に(株)ウィルコムより『W-ZERO3(WS003SH)』が発売されてから遅れること3ヵ月、W-ZERO3ユーザーのための活用情報を提供するファンサイトとして2006年3月にスタートした“ウィルコムFAN”(http://www.willcom-fan.com/wzero3/)は1周年を迎えた。
それに合わせて、約5ヵ月の応募期間を持って実施されてきた“W-ZERO3ソフトウェアコンテスト”の審査結果が発表されたので、ここではウィルコムFANについてと、コンテストの結果概要をまとめて紹介していく。
初心者からマニアまで幅広いユーザーためのファンサイト
ウィルコムFAN 2006年3月15日にスタートし、1周年を迎えた“ウィルコムFAN”。W-ZERO3やWindows Mobileは初めてという方からスマートフォン好きのマニアな方まで、ビジネスやプライベートで活用できる“使える”“遊べる”情報を提供している
携帯電話の高機能化に伴ってPDA市場が衰退するなか、それに待ったをかけたのが“W-ZERO3”であることは疑う余地はないだろう。ウィルコムの予想をも大きく超える大ヒットとなったW-ZERO3は、2006年7月に発売された『W-ZERO3[es](WS007SH)』をラインナップに加え、単にPDAやスマートフォン好きに止まらず、さらにユーザー層を拡大しつつある。
W-ZERO3ヒットの刺激を受け、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモやソフトバンクモバイル(株)がhTc Nippon(株)製のスマートフォン『hTc Z』『SoftBank X01HT』を発売したほか、通話機能は搭載しないがイー・モバイル(株)が『EM・ONE』で新規参入するなど、にわかにスマートフォン市場は活況を呈しつつある。ウィルコムが、市場を牽引した役割は極めて大きいと言えるだろう。
EM・ONE 今月31日に発売予定のHSDPA通信対応端末『EM・ONE』
さて、おさらいはこのぐらいにして、1周年を迎えたウィルコムFANを紹介していく。市場の先導役であるW-ZERO3で、Windows Mobileは初めてというPDA初心者や女性層も獲得してきた。そこでウィルコムFANでは、スマートフォン好きのマニアだけでなく、まったく初めての方も含む幅広いユーザーを対象に、ビジネスやプライベートのさまざまなシーンでW-ZERO3を活用するための“使える”“遊べる”情報を提供している。
特にほかの携帯電話機との大きな違いである、ユーザーがソフトウェアを導入することで端末の機能を好みに拡張、カスタマイズできるという点を踏まえ、ウィルコムFANではソフトレビュー記事を充実させている。
ソフトレビュー記事(2007年3月13日現在)
ジャンル(本数)
ビジネス(20本)
ユーティリティー(48本)
インターネット(17本)
マルチメディア(12本)
ゲーム(7本)
合計 104本
ソフトレビュー ウィルコムFANでは、 100本を超えるソフトレビューが登録されており、ニーズにぴったり合ったソフトをすぐに探して活用できる。レビュー記事は、ライター陣が画面ハードコピーや図版などを交えながら、ていねいに解説している
このようにウィルコムFANに来れば、W-ZERO3やWindows Mobileのソフトを探して、すぐに活用することができる。加えて、最新情報を網羅した特集記事や用語集、FAQなども充実している。W-ZERO3や hTcなどのWindows Mobileユーザーであれば、まずは一度アクセスしてみてほしい。
それでは次ページで、今月14日に行なわれた“W-ZERO3ソフトウェアコンテスト”審査結果発表の模様をお伝えしていく。
応募総数140作品!
過去最大規模の“W-ZERO3ソフトウェアコンテスト”大賞決定
ウィルコムFANでは1周年を迎えるにあたり、W-ZERO3をもっと便利に、もっと楽しくするソフトウェアの開発を多くの方に担っていただくために、 2006年8月21日~2007年1月31日の約5ヵ月にわたり、“W-ZERO3ソフトウェアコンテスト」(主催:(株)アスキー、協賛:(株)ウィルコム、マイクロソフト(株))を実施した。
その審査結果の発表が今月14日に行なわれ、大賞をはじめとした各賞が決定したので、その概要を紹介していく。審査結果の詳細はウィルコムFANを参照してほしい。
何と言っても特筆すべきは、応募総数が140作品という、この手のソフトウェアコンテストとしては過去最大規模と言える応募数があったことだろう。総額220万円という賞金がその理由のひとつではあるが、それだけでなくソフトウェアコンテストとしての新しい試みがなされていた点にも注目しておきたい。
応募部門は、“テーマ部門”“エントリー部門”“W-ZERO3部門”“一般部門”の4部門。テーマ部門、エントリー部門ではウィルコムFANの連載記事との連動が図られ、アプリ制作が初めての人でも記事を読んで投稿できるような配慮がなされていた。もちろん、W-ZERO3部門や一般部門にも多くの作者から、優れた作品が数多く応募された。
応募作品の全般的な傾向として、
* カメラなどのW-ZERO3のインターフェイスを活用している
* パケット定額ありの特徴を活かし、位置情報やインターネットのサービスとの連携が図られている
というソフトが多く寄せられた。
金賞は“バーコードスキャン機能つき蔵書管理ソフト「Kinjiro」ver1.0”
金賞 金賞を受賞した“バーコードスキャン機能つき蔵書管理ソフト「Kinjiro」ver1.0”。あいまいさを廃した独自開発の“決定性オートマトン”を使ったリアルタイムバーコードスキャナーで、ガイド表示により位置合わせが確実に行なえ、認識のスピードも非常に速い。審査委員からは、商用利用にも耐えるのではという声が上がるほど完成度は高かった。
金賞を受賞した“バーコードスキャン機能つき蔵書管理ソフト「Kinjiro」ver1.0”は、内蔵カメラを活用したバーコードスキャン機能とウェブサービスの連携という、W-ZERO3ならではの作品だろう。
銀賞 銅賞
銀賞の“幻律”は、Windows Mobileのテーマファイルの作成が手軽にできるツール。作者のねふぁ氏は、Windows CEの黎明期からグラフィック系のソフトを精力的に開発・提供し続けている。本ソフトも、発想と技術力が世界に誇れるレベルであることが、受賞理由のひとつにもなった 銅賞の“03navi”。応募作品には、W- SIMの位置情報を活用したナビソフトが何点かあったが、簡易ながらも地図も持っていたのは本ソフトのみ。画面のデザインや配色がきれいにまとまっており、実用性、遊び心、機能や動作スピードのバランスがすばらしいということで、銅賞を受賞した
さらに、審査委員特別賞を受賞した“コトダマ モバイル”は、まだ荒削りではあったが、W-ZERO3の位置情報にリンクした掲示板を使って、近距離にいるW-ZERO3同士のコミュニティーが実現できるという新たな発想で、審査委員を唸らせた。
コトダマ “コトダマ モバイル”の掲示板画面。基地局の情報から周囲約1km四方の場所に対して1つの掲示板を生成、もしくは存在していればその掲示板を開くことで、コミュニケーションが可能になる
ここでは紹介しきれないが、このようなユニークなソフトが多かったことも“W-ZERO3ソフトウェアコンテスト”の特徴だろう。W-ZERO3が受け入れられ、根付いていることが実感できたコンテストであったと言える。今後も、W-ZERO3の動向にぜひ注目をしていきたい。
■関連サイト
* W-ZERO3ソフトウェアコンテスト結果発表
* ウィルコムFAN